神島化学工業の2017年4月期第3四半期非連結決算は、売上高が169億6100万円で前年同期比3・6%増、営業利益が13億1300万円で同69・1%増、経常利益は12億5000万円で同72・6%増、四半期純利益は9億5000万円で同54・7%増となった。
建材事業は、住宅分野で軒天井ボードの高級化製品の拡販が引き続き好調に推移し、非住宅分野では耐火パネルの需要が増加したことなどが寄与し、売上高が122億1700万円で同5・2%増の増収となった。
セグメント利益も増収に加えて、輸入燃料価格の下落や有形固定資産の償却方法の変更による減価償却費の減少などにより、7億4500万円で同829・9%増の大幅な増益となった。
化成品事業については、海外需要が伸張したものの、円高の影響もあり、売上高は47億4300万円で同0・3%減の微減となった。セグメント利益も9億9700万円で同6・3%減の減益となっている。
通期の業績予想については、当初予想を上方修正した前回の発表から変更なく、売上高が224億5000万円で前期比2・9%増、営業利益が14億円で同77・0%増、経常利益が13億2000万円で同85・9%増、純利益が9億8000万円で同57・1%増を見込んでいる。