BASF 上海にプラスチック添加剤工場を建設

2017年03月15日

ゴムタイムス社

 BASFは3月14日、中国・上海の生産拠点にプラスチック添加剤工場を新設すると発表した。

 同社はプラスチック添加剤の生産ネットワークの拡大に向け、2億ユーロを上回る世界的な投資を予定している。その重要な一歩として、中国・上海の漕涇にプラスチック添加剤の新工場を建設することになった。

 同工場の年間生産量は世界規模の4万2000t。様々の粒形の酸化防止剤やブレンド品の製造が計画されている。2019年に建設を終え、20年初旬から本格的な稼働を開始する予定だ。なお、BASFはアジア太平洋・欧州・北米・中東にプラスチック添加剤の生産拠点を持つ唯一のメーカーである。

 BASFアジア太平洋地域パフォーマンスケミカルズ事業本部のハーマン・アルトフ=シニア・バイスプレジデントは「アジア市場、特に中国では包装材や建設資材、消費財、自動車部材などの多様な用途に向けた大きな成長の機会が見込まれている。新工場は高い環境基準に従って建設され、極めて効率的な生産能力を備える予定」とコメントしている。

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