横浜ゴム 愛知タイヤ工業の買収を完了

2017年03月15日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは3月15日、愛知タイヤ工業の全株式を同日付で取得し、買収を完了したと発表した。

 愛知タイヤ工業(愛知県小牧市、長瀬正義社長)は1942年7月設立され、主に産業車両用タイヤの製造販売(クッションタイヤ・ソリッドタイヤ)、工業用ゴム製品の製造販売・施工を行っている。

 生産拠点は春日井工場・小牧工場(いずれも愛知県)。資本金は9800万円で、16年3月期の売上高は74億円、営業利益は5億9000万円。

 横浜ゴムは中期経営計画「GD100」のフェーズⅣ(2015~17年)に取り組んでおり、タイヤ事業戦略の柱の一つとして「生産財タイヤ事業の拡大に向けた戦略」を掲げ、一昨年10月には、米国ミシシッピ州のトラック・バス用タイヤ新工場を稼動させた。

 昨年7月にはオフハイウエイタイヤの専業メーカーであるアライアンス・タイヤ・グループを買収しており、今回の愛知タイヤ工業の買収により、生産財タイヤ事業を一層強化・拡大させる。

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