住友化学は日本ゼオンとのS―SBR(ソリューションSBR)事業の合弁子会社「ZSエラストマー(ZSE)」に同社のS―SBR製品の販売、研究開発機能を4月から移管した。
両社の持つ技術力を持ち寄り、S―SBR製品のプロセス、変成技術などでのシナジー効果に期待。S―SBR事業の優位性を保ち、同事業の拡販を図る。
現在、住友化学のS―SBR事業は国内の千葉で年産8千t、シンガポールで年産4万tの生産能力を有する。S―SBR事業については、これまで厳寒地での使用にも耐えられるシリカ配合用のS―SBRの新製品を上市しているほか、タイヤメーカーからの継続的に開発要請の強い省燃費性能を改良した商品開発にも成功しており、事業拡大を目指してきた。
一方、EPDMについては、サウジアラビアにおいてサウジアラ