ブリヂストン 定時株主総会を開催 自動車の未来技術への対応など説明

2017年03月27日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月24日、東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪で第98回定時株主総会を開催し、総会後、プレス向けに説明会を行った。

 それによると、来場した株主数は374人で昨年の630人に比べ大幅に減少したものの、所要時間は1時間41分で昨年とほぼ同じだった。また、今回から本格的に外国人の執行役員が出席し、株主からの質問に答えた。

 今回は通常の報告事項の後に、株主からの事前質問に加え、日頃の事業活動の中でも問い合わせが多く寄せられている、自動車の未来技術に対する同社の対応について、西海和久COOが説明を行った。

 西海COOは、これは同社の事業戦略にとって非常に重要な事項だとして①基本的な研究開発体制②デジタル化・センシング技術③販売・サービス体制の3つの面から説明。このうち、基本的な研究開発体制では、グループで世界レベルの研究開発拠点を構築するとともに、オープンイノベーションを活用していく方針を示した。

 総会では10人の株主から、業績や研究開発、多角化事業、ガバナンス、CSR、米国・中国市場など、幅広い分野の17の質問が提出された。

 業績に関しては「定量的にはどういった目標を掲げているのか」との質問があり、江藤彰洋副社長が「中計の中でROAとROEといった数字を示しているものの、売上や利益目標は示していない。継続的な改善という見地では、終わりがないということなので、敢えてそうした数字を掲げていない」と回答した。

 また「女性管理職の比率が低いようだが、どう考えるか」との質問があり、津谷正明CEOが「欧米アジア大洋州では

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