【ベルト特集】バンドー化学 選別受注で利益を確保

2017年04月24日

ゴムタイムス社

 バンドー化学(神戸市中央区、吉井満隆社長)の2016年度第3四半期までの搬送コンベヤベルトは、ゴムコンベヤベルトは円高の影響もあって前年同期比で2桁の減収となった。

 ゴムコンベヤベルトの国内は、主力の鉄鋼メーカー向けが低調に推移。海外も資源国向けの需要は引き続き低迷している。ただし、採算性の低い製品は応札しない「選別受注」を行ったことや、密閉搬送のパイプコンベヤベルト、急傾斜搬送のフレクスベルコンベヤベルトなど、特長品のPRを積極的に行った結果、利益面では増益を確保した。

 樹脂コンベヤベルトは国内では物流向けが堅調で、第3四半期まで前年比3%増程度で推移した。海外では円高が響いて業績に反映されていないものの、現地通貨ベースではタイやベトナムなどで伸長しており、加工拠点の稼働も順調である。

 製品展開では、ゴムコンベヤベルトで特長品をさ

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