技術開発型専門商社、ニシヤマの代表取締役社長に西山正晃専務取締役(49歳)が4月1日付けで就任した。西山博務代表取締役会長の長男であり、「創業家でありいつかはその立場になるのではないかと思っていたが、大変な重責を担った」という西山正晃社長。昨年、創業100周年を迎えた老舗商社、ニシヤマの次の一手、更なる成長戦略を聞いた。
ファミリー企業としての伝統を守りながら、エネルギーからプラント、輸送、機械設備、情報通信、半導体と事業分野を広げ、技術開発型専門商社として確固たる地位を築いたニシヤマ。「我々は技術商社であり、技術を持ってお客様とメーカー様の間をつなぐ仕事を生業としている。競合他社にはないユニークな技術をもってお客様に最高の商品を提供することが基本方針」
その上で、「優秀な人材の育成」「戦略パートナーとの協業」「グローバル化の推進」「情報収集能力の強化」「リスク管理の充実」―を事業戦略として掲げた。
「お客様から宿題を頂いた時にも知識が全くないのと、ある程度の知識があるのとでは大違い。商品開発においても、メーカーさんと一緒に動けるような人材でなければ、利益になる商品は生まれてこない」「戦略
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