東レ・ダウコーニングは3月28日、硬さの異なる液状フロロシリコーンゴム2製品を発売し、製品ラインアップを拡充したと発表した。
今回発売した「シラスティックFL60―9201F―LSR」「シラスティックFL70―9201F―LSR」は、液状射出成形機(LIM)での生産に対応した製品。Oリングやダイヤフラム、メンブレンなどに使われる60度と70度の高硬度タイプの製品で、従来のミラブルタイプのフロロシリコーンゴムと同様の用途に使用できる。
同社ではこれまで硬さ20度と30度の製品を販売していたが、性能やコスト面での市場ニーズに対応する製品として、今回高硬度タイプを開発した。これにより多くの自動車用部品でLIMプロセスの検討が可能になり、生産時間の短縮・バリレス成形・製造ラインの無人化で生産性改善に貢献する。
同社の坂巻満弘オートモーティブマーケティングマネージャは「優れた温度特性・耐油性を損なうことなく、