横浜ゴムの三重工場 台風12号被災地域に支援活動

2011年10月03日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは3日、同社の三重工場が9月初めに発生した台風12号により被害を受けた三重県南牟婁(みなみむろ)郡紀宝町において、ボランティア活動を実施したと発表した。

紀宝町でボランティア活動を行う三重工場の従業員

 ボランティア活動には三重工場の従業員23名が参加し、泥で汚れた家屋の清掃、浸水した家財道具の運び出し、がれきの撤去などを行った。
 台風12号は紀伊半島を中心に記録的な豪雨となり、死者・行方不明者が全国で合わせて100人近くに上るなど大災害となった。とくに三重、和歌山、奈良県の被害が大きく、熊野川下流域に位置する紀宝町は河川の氾濫や土砂崩れが相次いで発生し、甚大な被害を受けた。三重工場は地元企業として被災地の迅速な復興に貢献したいとの考えから、今回、紀宝町への支援活動を行うこととした。
 三重工場は三重県伊勢市に所在し、乗用車用、トラック・バス用、ライトトラック用タイヤを生産している。従業員数は901人(2011年3月末現在)。地域の環境改善活動を積極的に推進し、伊勢湾再生・保全運動の一環として二見浦海岸の清掃や工場周辺や河川の清掃活動などを行っている。また、大規模な災害時には自主的に支援活動を実施しており、東日本大震災直後の3月下旬には宮城県女川町に食料、生活用品などの物資を輸送した。

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