ピレリジャパンは10月５日、イタリア大使館において、Ｆ１日本グランプリに向けたプレスカンファレンスを開催し、乗用車用タイヤとしてフラッグシップ製品となる「ＰＺｅｒｏ シルバー」を発表した。
会場となったイタリア大使館には、ヴィンチェンツォ・ペトローネイタリア大使をはじめ、ピレリジャパンのマルコ・エッリ社長、ピレリのモータースポーツディレクターポール・ヘンベリー氏らが出席した。
スペシャルゲストとして、ピレリのウインタータイヤのイメージキャラクターであるフィギュアスケート選手安藤美姫さんも艶やかな着物姿で登場した。
会見ではヴィンチェンツォ・ペトローネ大使による挨拶の後、マルコ・エッリ社長が新開発タイヤ「ＰＺｅｒｏ シルバー」について解説した。
同タイヤは「ＰＺｅｒｏ」シリーズの最上位に位置するモデルであり、
Ｆ１から誕生した初の超高性能タイヤ。Ｆ１タイヤと同じコンパウンドの製造開発技術やタイヤの製造プロセスが採用されており、Ｆ１タイヤの開発・製造で得られた革新技術が投入されている。
Ｆ１タイヤのような優れたパフォーマンスと耐久性を発揮すると同時に、高い安全性を実現したことが同タイヤの特徴となっている。また、タイヤの構造、コンパウンド、トレッド設計はタイヤの転がり抵抗を抑え、燃料消費と温室効果ガス排出の削減にも貢献する。
２０１２年春の限定発売を予定しており、サイズラインアップ、価格とも未発表。
マルコ・エッリ社長は「同タイヤはＦ１のクオリティーを一般道で使えるようにした製品で、言わばライフを延ばしたＦ１用タイヤです」と、その高性能ぶりをアピールした。
プレスカンファレンスの最後に登場した安藤美姫さんは、「タイヤとフィギュアには、氷路面でのスピードやパワー、ブレーキのコントロールに通ずるものがある。世界的なＦ１というレースにピレリさんのタイヤが全車に使用されているのは素晴らしいと思います。今週末のレースはすごく楽しみです」とコメントそた。
