カーボンブラック協会 がこのほど発表した8月のカーボンブラック生産量は前年同月比6・8%減の5万8815トンで6ヵ月連続でマイナスとなった。
同月の出荷は前年同月比4・4%減の5万1386トンとなり、3ヵ月連続で前年実績を下回った。震災による需給能力減に加えてタイヤ生産が0・3%減と4ヵ月ぶりにダウンしたことが響いたという。
8月の出荷内訳はタイヤ向けが前年同月比7・2%減の3万7256トン、一般ゴム向けが同8・7%増の9825トン。タイヤ向けが低下した理由はタイヤ生産が低下したためであり、一般ゴム向けの増は輸出などで伸びているためとみられ、2ヵ月連続の増加を示している。
貿易統計による7月の 輸出は4212トン、前年同月比7・0%減となったが、輸入は同14・7%増で1万3777トンと増加した。
国別輸出では、中国1700トン、タイ1016トン、インドネシア317トン、その他1179トンとなった。
国別輸入では、インド1994トン、韓国1978トン、タイ4682トン、その他5123トンとなった。
2011年10月12日