IRSGのゴム工業レポートによると、7月の世界のゴム消費量は2010年は2460万トンに達し、2008年に比べ15・3%増加した。
消費の増加は自動車とタイヤの需要回復によるところが大きい。需要を満たすために、合成ゴムの生産は2009年と2010年の間に14・1%増加したが一方、天然ゴムの生産は7・2%増加するにとどまった。
IRSGでは2011年には2570万トン、2012年にはと2760万トンのゴムの需要があると予測している。世界的な合成ゴム(SR)の需要は、 2011年に5%、2012年に9%になると同時に、天然ゴム(NR)の需要は2011年には3・8%、2012年に5・4%の成長が見込まれる。今後の 経済成長と価格の上昇から判断すると、NRの生産は2011年には5・6%、2012年8・2%上昇する可能性があるとしている。
2011年07月11日