㈱東和コーポレーションでは、毎年10月29日を「てぶくろの日」に制定している。
同社では10月29日は10と29で「10(て)」「2(ぶ)」「9(く)」ろの語呂合わせと、素手で行う作業が辛くなり、手袋を使い始める時期に入ることから、この日を「てぶくろの日」に決定した。2010年に日本記念日協会に認定、登録されている。ちなみに日本手袋工業組合(香川県東かがわ市)が独自に制定している「手袋の日」は11月23日。
日本国内において作業用手袋は、各種製造業、農林水産業、梱包輸送業などの仕事現場をはじめ、園芸や日用大工など様々なシーンで使用されており、販売総数の年間累計は約1億2000万双とされ、働く人々の安全を守り、業務効率の向上に貢献している。しかし、その存在はあまりにも当たり前となっており、ユーザーは作業用手袋に関心を持っていないのが実情になっているという。
そこで同社では今年も「てぶくろの日記念アンケート」をインターネット調査で10月中に実施する。2010年の調査では、95%のユーザーが「作業用手袋が必要」と感じ、購入条件には「価格よりも素材重視」という結果になり、「園芸や日曜大工で使用している」と回答したユーザーが68%、趣味の場面でも作業用手袋が必要とされていることが浮き彫りになった。
また「手袋の歴史」資料をまとめたパンフレットを制作し、幕張メッセにて開催の「第5回国際ガーデンEXPO」(10月13日~15日)で同社ブースに訪問した人に配布した。
2011年10月12日