トクヤマ  湿式シリカ事業から撤退 子会社が販売継続

2011年10月17日

ゴムタイムス社

 トクヤマは7日、2012年2月29日をもって湿式シリカ(ホワイトカーボン)「トクシール」「ファインシール」の事業から撤退すると発表した。

同社では2010年3月より、徳山製造所における両ブランドの製造を停止し、子会社のTokuyama Siam Silica Co., Ltd.(以下TSSC)、および関連会社のOriental Silicas Corporation(以下OSC)からOEM供給を受け、販売を続けてきたが、昨今の原燃料価格の高騰や競合メーカーの新規参入に伴う競争激化により、事業収益改善および事業継続が困難と判断し、撤退を決定した。

 今後、トクシール、ファインシールの製造・販売は、TSSCおよびOSCが継続する予定。

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