第11回総合試験機器展が開幕 「見せる信頼ー確かな品質」テーマに

2011年10月18日

ゴムタイムス社

 材料試験&環境試験と計測、評価に関する総合展「第11回総合試験機器展(TEST2011)・日本試験機工業会主催」が10月12日から14日までの3日間、東京ビックサイト・西ホールで開催された。
 同展は試験機専門展として隔年で開催している。
 今回のテーマは未来につなぐ試験と計測「見せる信頼ー確かな品質」をテーマに59社・団体151小間の規模で開催した。 ゴム・樹脂関連の試験機企業を紹介する。

アイ・ティー・エス・ジャパン

 樹脂・ゴムなどの材料性質の試験機や測定器を中心に出品した。
 今回出展した水分測定「アクアトラック3E」は、自動車部品などに使用される樹脂を製品化する前の段階で、樹脂の中に水分がどの程度含まれているかを測定する製品。樹脂を成形する前に水分を測定することで、成形不良の原因の一つである微量の水分まで測定でき、製品の品質管理に役立つ。

スガ試験機

 促進耐候性試験機の新型キセノンウェザーメーター「NX75」を出品。
 新製品は自動車のバンパー、太陽電池、LEDなどに使用される樹脂が自然環境下で、どの程度劣化が進むのかを測定する製品。太陽光に類似したキセノンランプが搭載してあり、短時間で正確に製品の劣化状態を測定することにより製品の品質向上に貢献する。

高分子計器

デジタルゴム硬度計「DD4」、モータ駆動式「CLE―150」を展示。
 DD4はゴムの硬さ、軟らかさを測定する製品。製品の試作品の段階で、ゴムの硬さを測定することにより、製品の品質管理・評価につながる。
 CLE―150は、手動でゴムの硬さを測定する場合、測定荷重や降下速度の違いにより測定結果に誤差が生じるのをモータ駆動にすることで誤差を防ぐ製品。
 両製品は国際規格と整合したゴムの硬さ試験規格として、「JIS K 6253:2006」に準拠している。またDD4とCLE―150を組み合わせることで、国際規格にそったゴムの硬度測定ができる。

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