横浜ゴムは14日、タイヤ生産拠点の三島工場が長年にわたり安全な職場環境づくりに取り組んできたことが評価され、中央労働災害防止協会(中災防)から「ゼロ災運動推進感謝状」を授与されたと発表した。
表彰式は13日、同協会が主催した第70回全国産業安全衛生大会のプログラムの一つであるゼロ災運動分科会内にて行われ、同社の木内俊邦安全衛生課係長らが出席した。
三島工場は「安全な人づくり」「設備の安全化」「快適な職場」「OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)認証取得および運用」を目標に掲げ活動を展開してきた。1980年には職場で安全活動を発表するゼロ災大会を開始し、これまで31年間にわたり継続している。さらに危険予知トレーニング活動の発表会を1990年から年2回開催し、「安全な人づくり」活動を推進している。
ゼロ災運動(=ゼロ災害全員参加運動)は、1964年に設立された特別民間法人である中災防が提唱し推進している災害ゼロを目指す運動。人間尊重の理念に基づき、全員参加で安全衛生を先取りし、一切の労働災害を許さず、ゼロ災害、ゼロ疾病を究極の目標としている。働く人々全員が労災防止活動に参加し、問題を解決するいきいきとした職場風土づくりを目指している。