日本ミシュランタイヤは3月22日、ミシュランが新型ポルシェ911「GT3」向けに専用設計した「ミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2」が新車装着タイヤとして採用されたと発表した。
同製品は、サーキット走行でのタイムアップに主眼に置きながらも、公道での走行に必要な性能を犠牲にしないタイヤ作りを目指して開発されたサーキットタイヤ。
従来の「N0」と比べ、ラップタイムの向上のみならず、より高い操縦安定性とスポーティなハンドリング性能を実現。公道での通常使用はもちろん、厳しい条件下でのサーキット走行でも高い安全性を確保すると同時に、高速で走る悦びを堪能できる。
ポルシェ911GT3のエンジニアが重視する要求に応えるため、ミシュランとポルシェが2年半を費やし共同開発した。フロント・リアともに最高水準のグリップ性能を備えており、車両が持つ本来のパフォーマンスを余すことなく発揮できるタイヤとなっている。
開発の過程でミシュランは約350本のタイヤを試作し、テストを実施。テストはイタリア・ナルド、ドイツ・ニュルブルクリンク、フランスのクレルモン・フェラン近郊にあるミシュランのラドゥー・テストコースなど、多くのサーキットで集中的に行われた。