三ツ星ベルト 2017年度入社式を開催

2017年04月03日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルトは4月3日、2017年度入社式を開催し、垣内一社長があいさつを行った。

 垣内社長は、最初に同社について、同社グループは国内に11社、海外に12社の子会社を持ち、伝動ベルト、コンベヤベルト、建物や土木用の防水シートなどのゴム製品を主力製品とし、また関連製品として、樹脂素材、樹脂加工品や金属プーリ、自動車用オルターダンパープーリなどの金属製品、金属と樹脂の複合製品、電気・電子分野として金属ナノ粒子製品や塗料なども製造・販売している企業だと新入社員に伝えた。

 また、地域との共生を大切にし、地元の人たちの協力を得ながら数多くのイベントをボランティアで開催している、地域に根づいた会社でもあるとした。

 そうした中で、同社の顧客は自動車会社、二輪車メーカー、農機具メーカー、OA機器メーカー、建築・土木関係の会社が中心であり、全世界への展開が当たり前になってきていることから、国際的な視野で物事を見る眼を養うことが必要不可欠であり、顧客も競争相手も世界中にあるということを認識しておかねばならないとの心構えを説いた。

 また、昨年から本年にかけては、非常に不安定な政治、経済状況が続いており「今年は、最近では最も先が予測しにくい環境と言えるのではないか」との考えを示した。ただ、このような激しく変化する環境ではあったが「高機能、高精密、高品質」の製品群を市場に投入し、全社一丸となって「信頼の結束」を合言葉に努力を重ねた結果、昨年度は高いレベルの業績を確保できる見込みとなったことを紹介した。

 その上で垣内社長は「リーダーシップを磨くこと」「高い目標を持つこと」「粘り強く『やりぬく力』をつけること」の3点を強調。それぞれの置かれた立場でリーダーシップとは何かを考え、発揮すること、毎年何らかの目標を定め、それに向かって達成する努力をすること、難しい課題にも積極的に取り組み、あきらめずに最後まで粘り強くやりぬくことを新入社員に求めた。

 最後に、垣内社長は「これからは甘えは許されないし、自己責任が問われることになるが、常に謙虚で、誠実に、そして目標に向かって積極的にチャレンジすることによって、将来の三ツ星ベルトグループを担う人材に成長されることを期待する」と述べ、あいさつを締めくくった。

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