バンドー化学は4月3日、神戸市の本社で2017年度入社式を開催した。キャリア採用者などを含む39人の新入社員に対し、吉井満隆社長が激励の言葉を送った。
吉井社長は最初に同社の歴史を振り返った後、「歴史と伝統ある会社で働くことを誇りに、多様な発想とグローバルな視点を持って、これからの新たな挑戦、『未来への躍進』へ果敢にチャレンジして欲しい」と述べ、心掛けてほしいこととして3点を挙げた。
まず、新入社員に共通しているのは「若さ」で、「若さに期待するのは、柔軟な思考と発想で物事を捉えることができ、過去の実績に執着しない新しい視点で物事をみる力があるということではないか」と指摘。常に高い目標に向けてチャレンジすることを賞賛するとして、自ら学習することを奨励し、すでに社会人として成長した社内外の先輩から様々なことを学び、挑戦者でいることを忘れず活躍することを求めた。
次に、仕事を行っていく上で、「周囲から信頼を得ることが」は重要になってくるとして、信頼を得るにはまず「自分から信頼を見せる」ことが大切であり、時間や期限を守ることや報告・相談・連絡をしっかりと行うこと、話し方や態度からも信頼が図られるとした。その上で、周囲からの信頼を得て、大きな存在に成長することへの期待を述べた。
最後に「対話で組織を活性化すること」を挙げた。同社はものづくりの会社であり、「もの」への関心を高く持つことはもちろん、社員が「人」に関心を持つことで「より強いチームとなっていく」との考えを示し、「対話を大切にして、さらに組織が活性化するような新たな風を吹き込んでほしい」と要望した。