ダイキン工業は４月３日、大阪市の梅田センタービル・クリスタルホールで２０１７年度入社式を開催し、十河政則社長兼ＣＥＯが定期採用２８１人、キャリア採用71人、合計３５２人の新入社員にあいさつを行った。
十川社長は最初に「メーカーの生命線は技術力」と述べ、技術力の強化を目指すことを強調。グローバル技術開発拠点として、一昨年、テクノロジー・イノベーションセンターを開設し、今年は北米に差別化商品を生み出すためのＲ＆Ｄセンターを新たに立ち上げること、シリコンバレーにもＩｏＴやＡＩを中心とした研究ラボを構築する考えであることを紹介した。
そして、新入社員に求めることとして「イノベーションに挑戦せよ」「無限の可能性を思い切って試す勇気を持ち、自分を磨き高める努力をしてほしい」「人から謙虚に学ぶ姿勢を持ち続ける」の３点を挙げた。
「イノベーションに挑戦せよ」では、「前向きの失敗」はとがめないと述べ、「高い目標に絶え間なく挑戦し続けることで人は成長し、会社の成長発展の原動力にもなると確信している」との考えを示した。
「無限の可能性を思い切って試す勇気を持ち、自分を磨き高める努力をしてほしい」については、仕事での最大の喜びは困難な課題に真正面から向き合い、自分の可能性をぶつけて挑戦し、乗り越えることだとして、思い切って自分の可能性を試すことを求めた。
「人から謙虚に学ぶ姿勢を持ち続ける」に関しては、人との関わりを通じて徹底して学ぼうとする熱意と、謙虚さを持つことの大切さを指摘。「人との関わり合いを通じて、たくましく自分を磨き高めほしい」と呼びかけた。
