タイヤメーカー各社の国内市販用タイヤの値上げがほぼ出揃った。
タイヤの主要原料である天然ゴム価格の高騰に加え、合成ゴムやカーボンブラックなど石油化学関連の原材料も高止まりしている。これに対し、各メーカーは原材料価格の上昇を吸収するため、企業努力を行ってきたが、それだけでは吸収することが困難だと判断し、2011年以来、6年ぶりに値上げをすることになった。
最初に値上げを発表したのは横浜ゴム。原材料価格の高騰により、素材メーカー各社はすでに昨年から値上げを実施している。タイヤメーカーも値上げに踏み切るのではないかと見られていた中で、同社は2月28日に、出荷価格を4月1日から値上げすると発表した。
次いでクムホタイヤが3月8日、やはり4月1日からの値上げを発表。その後、しばらく動きがなかったが、ブリヂストンが3月28日に夏タイヤ・チューブ・フラップを6月1日、冬タイヤは9月1日に値上げすると発表すると、