横浜ゴムは4月10日、川崎市中原区に2月28日、新しい社宅・社員寮の複合施設「シエント武蔵小杉」を建築し、3月末から受け入れを開始したと発表した。
1968年に建設された男子寮を建て直したもので、社宅・男子寮・女子寮を併せ持った新形態の施設となっているのが特長。設計はKAI都市・建築研究所が担当した。最寄り駅は武蔵小杉になる。
改築に当たっては「社員間コミュニケーションの活性化」「災害時の安全性や対応力の向上」「社員への安全な住居の提供」の3つをコンセプトとし、社宅・男子寮・女子寮が一体となった複合施設とした。男子寮と女子寮は合計50部屋で、22・35㎡のワンルームタイプ、社宅は30部屋で66・12㎡3LDKタイプ。それにゲストルームの1部屋を加えた、計81部屋となっている。
特殊工法によりセキュリティーやプライバシーを十分に確保しながら、男女の入居希望者数に応じて、男子寮と女子寮の部屋数を変更できる仕様となっているのも特徴だ。なお「シエント(Ciento)」とは、スペイン語で「100」と言う意味。横浜ゴムの創業100周年を記念してこの名前がつけられた。