ランクセスは4月13日、都内で事業活動に関する記者説明会を開催し、辻英男社長が2016年度の業績と17年度の活動の説明を行った。
日本法人の16年度の売上高は約2億ユーロで、ユーロベースでは前年度に比べ微増となった。
主なトピックスとしては、ゴムやプラスチックなどの添加剤を製造しているランケミーアディティブス豊橋事業所で、7500日の無事故操業記録を達成した。
CSR活動では「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」への支援と、宮城県内の小学生を対象とした子ども向け化学実験教室を継続。教育プログラムへのサポートとして、お茶の水女子大学からのインターンシップ受け入れを実施した。
17年度の活動計画では、次世代自動車・都市基盤整備・省エネタイヤを重点分野として挙げた。
次世代自動車については、軽量化ソリューションとして高性能樹脂とガラス繊維複合熱可塑性樹脂(GFRTP)を提供し、自動車の軽量化をサポートする。
都市基盤整備に関しては、公共事業などに向けて着色顔料、スタジアムなどを対象に高性能プラスチックを提案していく。
また、耐久性を備えた建設材料として塗料や塗装、木材の耐用年数を伸ばす防腐剤、さらには難燃性のソリューションも提供する。
着色顔料に関する事例として、3月の「建築・建材展2017」で特別展示したコンクリート着色剤「日本の色」を紹介した。
これは、黄赤系統の「10YR」と言われる色相から、