財務省が先日発表した2月の国際収支統計(速報)によると、経常収支は前年同月比18・2%増の2兆8136億円の黒字で、2月としては過去最大の黒字額だった。黒字は32ヵ月連続。貿易収支については同1兆768億円の黒字、輸出は同12・2%増の6兆3339億円だった。
通関ベースの貿易統計(確報値)では、主要地域別でアジア向けが同2700億円(23・5%)増、中国向けが同2629億円(28・2%)増と大幅な伸びだった。つまり、アジア・中国向けの輸出が貿易黒字に貢献したということになる。
対照的に、ゴム製品の2月の輸出は同1・3%減の681億6800万円で、19ヵ月連続の減少となった。
主な輸出品のうち、ゴムホースやゴムベルト、ガスケット類はプラスとなったが、最大輸出品目である自動車タイヤ・チューブが同7・7%減となり、19ヵ月連続で減少したことが響いた。
ただ、16年度のブリヂストンの乗用車用・小型トラック用タイヤの販売本数では、アジア・大洋州は