バンドー化学は4月14日、創立111周年記念式典を実施した。式典には吉井満隆社長をはじめとする役員、従業員が出席し、式典の冒頭に吉井社長がメッセージを述べた。
吉井社長は最初に同社の歴史を振り返り、日本で最初のベルトメーカーとして創業以来、ゴム・エラストマーの加工技術のパイオニアとして「日本初」「世界初」の新技術や新製品を開発してきたこと、グローバル展開にも比較的早期に着手し、1970年代から海外進出を開始し、現在、日・米・欧・亜の世界四極での生産販売体制を確立するに至ったことに触れた。
続いて、今年は中長期経営計画『Breakthroughs for the future』(未来への躍進)の第1ステージ(BF―1)の最終年度を迎える重要な年だと指摘。「今、抱えている各々の課題は『直ぐやる!必ずやる!期限内にやり切る!』という姿勢で取り組み、瞬間、瞬間を大事にして、PDCAを早く回し、完遂させて欲しい」と呼びかけた。
そして、来年度からスタートする中長計の第2ステージ(BF―2)で飛躍するためにも、仕掛中のテーマは、今年度に必ず成し遂げることを要請。創立記念日にあたり「当社の歴史の中で育まれてきた『ものづくりへの情熱』『熱きバンドースピリッツ』を思い描き、諸先輩方に感謝するとともに、『未来への躍進』に向け、新しい私たちの一歩を踏み出そう」と結んだ。
なお、同社では式典に合わせ、「社長特別賞」や永年勤続従業員への「リフレッシュ・ファンド」などの表彰を行っている。