去る3月1日に逝去した クラレの伊藤文大代表取締役会長(享年69歳)のお別れの会が4月20日、東京プリンスホテル[鳳凰の間」で開かれた。
繊維、化学メーカー、関係会社の代表ら900人が参列し、遺影が飾られた祭壇に献花した。
故人は2008年(平成20年)の社長就任直後のリーマンショック時に固定費の削減や組織のスリム化、事業ポートフォリオの改善などに取り組み、短期間で業績を改善させた。グローバル体制の強化に着手するとともに、コア事業であるビニルアセテート事業ではデュポン社の同関連事業を買収し、世界に存在感を示す高収益スペシャリテイ化学企業の実現に道筋をつけた。