プラグインハイブリッドカー(PHV)や電気自動車(EV)の普及促進が期待される環境下で、わが国初の充電が可能な地下式立体駐車場が建設される。
これは三菱重工パーキング㈱(本社=神奈川県横浜市)が受注したもので、EVやPHVを充電できる地下式立体駐車場「plug―inプレストパーク」。23台分の充電機能を有する平面往復式立体駐車場で、ビルの地下空間を活用して充電機能を有するのは日本で初めて。加えて、立体駐車場1基で23台分の充電機能を持つのも全国最大規模となる。
日本では、世界に先駆けて09年からEVの量産モデルが販売され、12年にはPHVの一般販売が予定されている。運輸部門のCO2削減の切り札として期待されるEVやPHVの本格普及には、保管庫である駐車場の充電インフラ整備が不可欠。三菱重工パーキングでは今後も都市インフラ設備として、立体駐車場事業を通じて環境保全と地球温暖化防止への貢献を目指す。