住友ゴム工業は4月21日、宮崎工場が緑化活動の推進・緑化思想の普及啓発に顕著な功績のあった団体などを表彰する「緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞したと発表した。
表彰式は28日に東京都千代田区の憲政記念館で、天皇、皇后両陛下と安倍晋三首相らが出席して行われる予定。
宮崎工場では、工場内での緑化活動として、周辺の住宅街に配慮し敷地境界で高木を植樹しているほか、社員手づくりのビオトープの設置などを行っている。
また、地元の保育園児や社員が拾い集めたどんぐりを工場内で育成し、成長した苗木を外部の自然保護活動団体に10年間にわたり寄贈。絶滅危惧Ⅱ類に分類されているキク科のヒゴタイを工場内で育成し、育てた株を自生地の都城市西岳地区に植栽するとともに、地元小中学校へ寄贈している。
さらに、南相馬のひまわりの種を工場内や社員の自宅、地域で育て、採れた種を南相馬市の環境団体に贈る「南相馬ひまわりプロジェクト」に協力している。その他、社内グリーンカーテンコンテストや地域のボランティア活動への参加などを通して、社員の環境意識向上にも努めている。