バンドー化学は4月21日、国内代理店会である「第5回全国バンドー会」をホテルオークラ神戸で開催した。
会には国内有力代理店約60社と、同社からは吉井満隆社長はじめ約30人、総勢約90人が参加した。
吉井社長は17年度の事業方針などを説明し、松尾聡執行役員産業資材部長は17年度の国内販売方針を明らかにした。
吉井社長は16年度の実施施策を振り返った上で、中長期経営計画「Breakthroughs for the future 」の第1ステージ(BF―1)の目標と進捗状況を説明した。
17年度を最終年度とするBF―1の進捗状況について、グローバル市場戦略の進化、製品の進化、ものづくりの進化、新事業の創出、経営品質の進化など5つの指針を取り上げ、解説。
グローバル市場戦略の進化については、自動車用や二輪用、農機用、一般産業用などを主軸に、販売体制を強化し、日本をはじめ中国やアセアン地域を中心とする顧客開拓を推進していくことを示した。製品の進化については、市場ニーズに適した高機能製品「バンドーワイパーエッジ®EX」などを紹介。新事業の創出では、同社のコア技術である分散技術を基に発展させたゴムやエラストマーなどの材料加工技術で様々な製品を創造していくことを強調した。特に、次世代の柱としてターゲット領域のオプトエレクトロニクスや自動車・交通、ロボット、健康・福祉・医療向けの製品などを育成していくことを目指すとしている。
吉井社長は17年度のスローガン「BF―1の完遂」のもと、中長計の第2ステージに向けての方向性も指し示した。
次いで、松尾事業部長が国内市場の取り組みに関しては、