ブリヂストン　トラック・バス用リトレッドタイヤツール「ベイシス」を刷新

　ブリヂストンは４月24日、トラック・バス用リトレッドタイヤに関するデジタルソリューションツール「ベイシス」を刷新し、昨年の欧州に続き、今月から南米をはじめとしたグローバルでの展開を開始したと発表した。

　ベイシスは使用済みのタイヤをリトレッド工場で預かり、検査・修理・加工を経て、顧客へ返却するまでの製造・品質・在庫などに関する情報を管理するツール。

　各プロセス別にリアルタイムに情報を把握し分析することで、生産の効率化や品質向上を実現できる。また、蓄積されたデータを分析する事で、より高い精度で、顧客の使用条件に応じた最適なタイヤを推奨することが可能となる。これらベイシスを通じた品質・サービスの向上により、安全運行とトータルタイヤコストの最小化に貢献する。

　将来的には、ベイシスに蓄積されたビッグデータと、同社ならではの技術を組み合わせ、新品およびリトレッドタイヤの開発に活用することで、より顧客のニーズに合う高品質なタイヤを、多くの顧客に提供することができるようになるという。

　同社は１月に、デジタルソリューションツールの開発と展開を加速させるための専門組織「デジタルソリューションセンター」を新設した。今後も、ＩＣＴや最先端技術の積極的な活用により、新たな価値を創出するビジネスモデルの開発と全社バリューチェーンを通じたイノベーションを推進していく方針だ。