東洋ゴム工業は4月28日、大阪市西区から兵庫県伊丹市への本社移転を5月28日に実施すると発表した。
同社は、「機能集中による緊密な連携と結束、意思決定の迅速化を図ることにより、さらなる企業価値を創造していくこと」を目的として、兵庫県伊丹市に所在するタイヤ技術センターに隣接した新社屋(6階建)に本社を移転する。
2012年5月に東京本社機能を解消して大阪本社に統合・集約し、2013年11月には基礎研究開発を行なう拠点として東洋ゴム基盤技術センター(兵庫県川西市)を開設した。今回の本社移転によって、隣接する本社機能とタイヤ技術開発機能、そして研究開発機能が至近エリアに集積することになる。
同社は従来の事業本部制を改正し、17年1月より新たに事業の垣根を取り払った機能別組織による経営体制をスタートしており、この移転を機に、これまで以上に一体感と機動力を高め、まさにワンチームとなって経営基盤の強化、ならびに顧客に喜ばれるモノづくり、そして社会的使命を果たしていくとしている。
なお、新本社での業務開始は、5月29日から。新本社の所在地は〒664―0847 兵庫県伊丹市藤ノ木二丁目2番13号。代表電話は072―789―9100。