弊紙ではこのほど、各国の最新のゴム事情を紹介した「世界のゴム事情2016」を発売しました。
著者の加藤進一氏が代表を務める加藤事務所は、世界19ヵ国のゴム原材料・タイヤ・ゴム会社と取引があります。著者自身も年間20回以上海外に出長する傍ら、世界各国のゴム産業を視察し、詳細な分析を行うなど、各国のゴム事情に精通する第一人者です。
近年、日本のゴム業界の海外進出は目覚ましく、日系タイヤ、ゴム会社はすでに世界で500ヵ所以上の拠点をもち、1000人以上の日本人が各国で活躍しています。
各国での日系工場駐在員はもちろん、中国のローカルタイヤ会社でコンサルタントをする元日本のタイヤ会社技術者も総数10名以上います。また、日系タイヤ、ゴム会社で働く現地従業員総数は25万人を超えました。中堅ゴム会社でも同じ課にいた同僚が突然、海外工場に赴任、次は自分か?ということは普通のことになりつつあります。
ゴム業界も世界が狭くなり、近年は日本と各国間の輸出入だけでなく、タイのゴムコンパウンドを日系メキシコ工場、ブラジル工場で購入する、インドの再生ゴムをアジアの日系タイヤ工場で使う、といった取引も増えています。
そこで、本書では各国のゴム原材料・ゴム加工機械・タイヤ・ゴム産業を取り上げつつ、各国の特長や現地で耳にした面白い話を紹介しています。
◇本書の内容◇1.中国次第のゴム原料動向◇2. 自動車産業の集積が加速するメキシコ◇3.加速する日系企業のメキシコ進出◇4.ブラジルのゴム業界(前編)◇5.ブラジルのゴム業界(後編)◇6.ヨーロッパのゴム業界(前編)◇7. ヨーロッパのゴム業界(後編)
著者/加藤進一:加藤事務所 代表取締役社長。 A5判36ページ/価格:定価1800円(税160円・送料200円)