タイガースポリマーの17年3月期 国内好調で増収増益

2017年05月10日

ゴムタイムス社

 タイガースポリマーの2017年3月期連結決算は、連結売上高が405億2000万円で前期比2・1%増、営業利益は27億9600万円で同10・3%増、経常利益は30億4700万円で同17・7%増、当期純利益は21億2900万円で同13・7%増となった。

 日本では、家電用ホースの販売は減少したが、自動車部品、産業用ホース、ゴムシートの販売が増加した結果、売上高は223億円で同3・8%増となった。増収の影響により、セグメント利益は15億2000万円で同18・0%増となった。

 米州では、米国の自動車部品は為替換算上の影響があり減収となったが、原材料費や諸経費の減少により利益は微減にとどまった。米国の産業用ホースは販売が増加し、原材料費は減少したが、為替換算上の影響があり減収増益となった。一方、メキシコの自動車部品は、販売は増加したが、為替換算上の影響と、原材料費や諸経費の増加により減収減益となった。この結果、売上高は130億900万円で同3・6%減、セグメント利益は6億9600万円で同3・8%減となった。

 東南アジアでは、マレーシアの家電用ホースは、為替換算上の影響があり減収となったが、原材料費が減少し利益は微減にとどまった。タイでは自動車部品、家電用ホースともに販売は増加したが、原材料費や諸経費の増加により、増収減益となった。その結果、売上高は26億8700万円で同4・3%増、セグメント利益は2億3000万円で同8・4%減となった。

 中国では、家電用ホースは為替換算上の影響があり減収となったが、自動車部品の販売が大幅に増加した結果、売上高は55億800万円で同12・7%増となった。増収の影響により、セグメント利益は2億5500万円で同29・3%増となった。

 2018年3月期通期の連結業績予想は、売上高が405億円で前期比0・1%減、営業利益は26億円で同7・0%減、経常利益は27億円で同11・4%減、純利益は19億円で同10・8%減を見込んでいる。

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