ゴム・ビニール手袋特集 ハナキゴム 導電性手袋・指サックに注力 インフラ工事需要に期待

2017年05月29日

ゴムタイムス社

ハナキゴム 導電性手袋・指サックに注力 インフラ工事需要に期待

ハナローブ817

ハナローブ817

 ハナキゴム(茨城県牛久市、花木秀晴社長)は各種指サックと、軽作業から制電まで幅広い用途に対応した手袋「ハナローブシリーズ」を中心に事業を展開している。

 同社は耐久性・作業性に優れた手袋・指サックに特化し技術力の高い商品を開発し販売してきた。「他社が真似できない商品はお客様からの信頼も厚く、長年使っていただいているお客様も多い」(同社)とのこと。

 16年度を振り返ると、手袋の売上は前年度比105%、指サックも前年を維持しトータルで同102%の実績となった。

 商品別では、ハナローブと並ぶ主力商品の「エフテロングローブ」は、毎年着実に売上を伸ばしている。同商品は、特殊合成ゴム(CSM)製の耐薬液用手袋で、弗酸、王水、硝酸などの強酸や強アルカリに驚異的な強さを持ち、広範囲な化学薬品に使用できる。

 工業用手袋では、「ハナローブNo.416」が好調だ。土木やインフラ関連の工事需要の増加で販売が伸長している。昨夏からの品薄状態が今も続いており、4月から茨城工場で増産体制を整えた。

 また、導電性手袋も昨年後半以降、販売が伸びている。企業は静電気による労働災害やトラブルに神経を尖らせており、「災害や事故を未然に防ぐ安全性の高い手袋を使うニーズが高まっている」(同社)。同様のニーズは指サックでもあり、同社は導電性手袋・指サックを最も注力・注目する商品と考えている。

 その他、有機溶剤に適合したポリウレタン製手袋にも注力する方針だ。

 販売戦略では、ハナローブシリーズのさらなる認知向上を目指し、新しいカタログを

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