NOKは2017年3月期連結決算説明会を開催。鶴正登代表取締役会長兼社長らが出席し、決算概要を説明した。
売上高は7131億3800万円で前年同期比4・4%減、営業利益は397億7600万円で同17・6%減、経常利益は457億900万円で同14・9%減、親会社に帰属する当期純利益は273億2800万円で同9・1%減となった。
セグメント別では、シール事業の自動車向けは、国内の需要回復に加えて、北米や中国等、海外での需要増加により販売が増加した。一般産業機械向けも、建設機械等の需要回復により、販売は増加。これにより、売上高は3105億6900万円、前年比4・9%増となった。営業利益は、増収により371億3200万円、同14・1%増となった。
電子機器部品事業では、自動車向けは好調に推移しているものの、スマートフォン向け等の減少に加え、為替影響もあり販売は減少。これにより、売上高は33668億円、同10・5%減となった。営業利益は、販売の減少、品目構成の変化、償却費の増加、および為替の影響等により、6億3100万円、同95・4%減となった。
ロール事業では、プリンターの需要減少等により販売は減少した結果、売上高は225億8600万円、同18・1%減。営業利益は、販売の減少等により8億1800万円、同32・4%減となった。特殊潤滑剤等のその他事業におきましては、売上高は131億8200万円、同4・2%増となった。営業利益は11億300万円、同46・1%増。
次期の連結業績予想として、売上高7050億円で前期比1・1%減、営業利益400億円で同0・6%増、経常利益460億円で同0・6%増、当期純利益280億円で2・5%増を見込んでいる。