三洋貿易の2017年9月期第2四半期連結決算は、売上高は、338億400万円で前年同期比7・9%増、営業利益は28億2600万円で同22・6%増、経常利益は29億7700万円で同25・3%増となり、増収増益となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は18億9500万円で同28・7%増。
化成品では、ゴム関連商品は、主力の自動車や家電・情報機器向けの合成ゴムや添加剤などの副資材が特に好調。化学品関連商品は、アジア向け輸出が振るわなかったものの、香料や医薬関連商品の輸入・染料販売が堅調に推移した。また、前連結会計年度中に新たに連結子会社となった㈱ソートの業績も寄与した結果、売上高は134億7700万円、前年比13・3%増、営業利益は8億9900万円、同55%増となった。
機械資材では、産業資材関連商品は、シート用部品等の自動車内装用部品が大きく伸長し、売上・利益とも前年同期を上回った。機械・環境関連商品は、バイオマス関連設備の納入が実現し、増収増益。科学機器関連商品は、表面物性測定装置や摩擦摩耗試験機等の分析・試験機器が好調だった結果、売上高は111億7400万円、同9・6%増、営業利益は14億6900万円、同12・7%増となった。
海外現地法人では、サンヨー・コーポレーション・オブ・アメリカは、モーター等の自動車用部品の販売が業績を牽引し、好調。三洋物産貿易(上海)有限公司も、接着剤の販売が伸長し、業績は順調に推移した。
サン―タップ・インターナショナル(タイ)は、自動車内装用部品が好調だった結果、売上高は70億2200万円、同18・5%増、営業利益は4億1300万円、同115・2%増となった。
国内子会社では、㈱ケムインターは、当期首に吸収合併したコムスタージャパン㈱の洗浄剤事業が寄与するとともに、北米・南米向けの機械の輸出が好調。コスモス商事㈱は、地熱開発関連の機材販売やレンタル事業が好調でしたが、海洋・船舶の大型案件が実現した前年同期に比べ、売上・利益ともに大幅に減少した。この結果、売上高は20億1500万円、同36・5%減、営業利益は2億8000万円、同32・1%減となった。
通期の連結業績予想については当初発表から変更はなく、売上高670億円で同11・8%増、営業利益48億円で同18・4%増、経常利益49億5000万円で同15・8%増、親会社株主に帰属する当期純利益32億円で同16・0%増を見込んでいる。
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