東洋ゴム工業の2017年12月期第1四半期連結決算は売上高は980億7800万円、前年同期比2・9%増、営業利益は121億500万円、同1・1%増、経常利益は100億4600万円、同2・6%増の増収増益となった。四半期純利益は58億8000万円(前年同期は6100万円の損益)となった。
タイヤ事業の売上高は788億2500万円、同3・5%増、営業利益は117億7400万円、同5・3%増となった。
新車用タイヤは、海外市場では新規獲得した車種の販売好調に推移したが、国内では当社装着車種の販売が低調だったため、販売量、売上高ともに前年同期を下回った。
市販用タイヤについては、国内では年明け以降の降雪による冬用タイヤの販売が増加し、販売量は前年同期を上回ったが、夏用タイヤの履き替え需要の遅れなどの影響もあり、売上高は前年同期並みとなった。
海外に関しては、北米はライトトラック用タイヤの拡販により、商品ミックスが良化したことなどにより、販売量、売上高ともに前年同期を上回った。欧州ではロシアを中心に販売を伸ばした結果、販売量、売上高ともに前年同期を上回った。
ダイバーテック事業の売上高は192億3900万円、同0・6%増、営業利益は3億900万円、同54・0%減の増収減益となった。