日本バルカー工業の2017年3月期連結決算は、売上高が436億4000万円で前年同期比6・1%増、営業利益は40億6500万円で同30・1%増、経常利益は39億2900万円で同28・5%増、当期純利益は23億4800万円で同34・0%増となった。
シール製品事業については海外プラント向けの販売が減少したものの、国内外の先端産業市場向けの売上が拡大し、売上高は286億1800万円で同2・2%増、セグメント利益は29億400万円で同9・9%増となった。
機能樹脂製品事業は一時的に中国経済の減速による影響を受けたものの、国内外の先端産業市場・プラント市場に向けた販売が伸長し、売上高は115億5000万円で同13・1%増、セグメント利益は7億8000万円で同119・6%増となった。
その他事業については、シリコンウエハーリサイクルにおける受託枚数の増加に加え、「選択と集中」の効果もあり、売上高は34億7000万円で同20・1%増、セグメント利益は3億8000万円で同200・4%増となった。
2018年3月期の通期連結業績予想は、売上高が450億円で前期比3・1%増、営業利益は45億円で同10・7%増、経常利益は44億円で同12・0%増、純利益は27億円で同15・0%増を見込んでいる。