ポバール興業の17年３月期　増収も経常20％減

　ポバール興業の17年３月期連結決算は、売上高23億９２００万円で前期比１・１％増、営業利益は１億２０００万円で同16・６％減、経常利益は１億６００万円で同20・７％減、親会社に帰属する当期純利益は７４００万円で同35・４％減の増収減益となった。

　品目別では、ベルト関連の売上高はウレタンタイミングベルト及び食品向け機械の販売が順調に推移したものの、株式会社日新製作所の株式取得に伴うアドバイザリー費用等が発生した結果、当連結会計年度の売上高は23億９２００万円、同１・１％増となった。営業利益は１億２０００万円、同16・６％減、経常利益は１億６００万円、同20・７％減、親会社株主に帰属する当期純利益は７４００万円、同35・４％減となった。

　総合接着・樹脂加工は、ウレタンタイミングベルトの販売拡大が順調に推移したが、中国向けの研磨用部材の販売が減少した結果、売上高は23億５００万円となった。

　特殊設計機械は、食品向けの機械販売が堅調に推移した結果、売上高は８７００万円となった。

　18年３月期の連結業績予想については、売上高26億７４００万円で同11・８％増、営業利益１億７７００万円で同47・３％増、経常利益１億９２００万円で同80・９％増、親会社に帰属する当期純利益１億３３００万円で同79・４％増を見込んでいる。