ピレリジャパンは6月6日、ピレリが開発した革新的な素材とプロテクションシステムにより、タイヤサイドウォール上に鮮明なカラーとその定着性を向上させたPゼロ・カラーエディションを日本市場に導入すると発表した。
ドライバーはPゼロを選ぶ際に、スタンダードバージョンにするか、あるいは希望するカラーエディションにするかを選択することが可能となる。
カラーエディションタイヤは、プレステージセクター向けPゼロの19インチ以上で先行予約が行われ、その後はプレミアムセクターまで拡張される予定だ。
ピレリのカラーエディションは、プレステージとプレミアムセクターの顧客層で増大するパーソナライズという要求に応えるべく誕生した。カラーエディションはPNCS(ピレリ・ノイズキャンセリング・システム)、ランフラット、パンク時にタイヤが自動修復することを可能にするシールインサイドなどと同様、独自の技術により実現された。
カラーエディションの基本カラーはレッド・イエロー・ホワイト・シルバーの4色で、ジュネーブモーターショーで紹介された。基本カラー以外のオプションカラーは、リクエストベースで提供可能だ。
カラーエディションで導入されたピレリのイノベーションは、独自の技術で可能になった多様なカラーとサイドウォールへの定着性にある。同社の技術者は、フォーミュラ1で2011年から実現しているカラータイヤの経験を活用し、革新的なラベリングシステムをさらに改良した。特に注目すべきは、性能に影響を及ぼすことなく、カラーの光沢を維持し、色あせを防ぐ新素材が開発されたことだ。
Pゼロ・カラーエディションは、欧州では数ヵ月前からパガーニ・ランボルギーニ・マクラーレンに装着されており、今夏からフェラーリ・アストンマーチン・ポルシェ・ベントレーに装着される。その後、世界のリーディングカーメーカーのプレミアムモデルへも展開される予定だ。
日本市場では、Pゼロ・カラーエディション(赤)が、マセラティのF1制覇60周年を記念した特別限定仕様車「マセラティ・ギブリ・スカテナート」とともにデビューする。サイズはフロントが245/40ZR20、リアが285/35ZR20。