独ランクセスは5月18日、着色コンクリートを使い、独自性を発揮した著名な建築家に贈る「第3回カラーコンクリート・ワークス・アワード」の贈呈式を、17日にベルリンで行ったと発表した。
今年のアワードの最優秀賞は、リュディ・リチオッティ氏がフランス南部のマルセイユで手掛けたプロジェクト、「Musée des Civilisations de l’Europe et de la Méditerranée(MuCEM、ヨーロッパ地中海文明博物館)」に贈られた。
この建物の建設には、総量1100㎥の既製コンクリートスラブ形状のコンクリートと、250㎥の現場打ちコンクリートが使用されている。ダークグレーの色相には、ランクセスの黒色酸化鉄顔料「バイフェロックス330」と「バイフェロックス318」が使われた。
第2位はベルリンの「Residential buildings at the Old Locomotive Depot」プロジェクトを手掛けたニルス・ブッシュマン氏とトム・フリードリヒ氏、第3位はルダバーニャのモンキーアイランドにある博物館「Rudapithecus Látványtár」を手掛けた、ヴァサーロス・ゾルト教授が受賞した。