経済産業省がまとめた1~3月のゴム製品生産・出荷金額によると、出荷金額は5352億7300万円で前年比1・0%減となった。
品目別で見ると、工業用ゴム製品は生産・金額ともに増加、ゴムベルトとゴムホースは生産減も金額は増加、自動車用タイヤは生産・金額ともに前年実績を下回った。
自動車用タイヤの1~3月の生産本数は、3562万2000本で同0・7%減となった。内訳はトラック・バス用が251万8000本で同10・8%増、乗用車用が2669万9000本で同2・0%減、小型トラック用は508万1000本で同1・1%増、二輪自動車用が97万8000本で同0・3%減、特殊車両用が34万6816本で同0・9%減となり、トラック・バス用、小型トラック用タイヤが前年同期実績を上回った。
出荷金額は2612億5500万円で同7・5%減。内訳はトラック・バス用が564億9300万円で同2・3%減、乗用車用は1281億7400万円で同8・3%減、小型トラック用は309億1000万円で同6・1%減などとなっている。
1~3月の自動車の生産が同6・5%増となり、自動車タイヤの販売も新車用・市販用ともにプラスになったことで、生産は微減に留まった。
ゴムベルトの1~3月の生産量(新ゴム量)は、5369tで同3・6%減、出荷金額は164億4800万円で同3・6%増となった。
伝動ベルトとコンベヤベルトの内需が前年実績を上回ったため、金額はプラスになったものの、コンベヤベルト
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