ブリヂストンは5月19日、早稲田大学と連携して設置した研究プロジェクト「W―BRIDGE」が支援している「国有林内におけるゴムの木の植林による住民参加型森林管理プロジェクト」のプロジェクトサイト(インドネシア南カリマンタン州)を、7日に同国のジョコ・ウィドド大統領が訪問したと発表した。
同プロジェクトは、早稲田大学人間科学学術院の森川名誉教授を代表として、公益財団法人国際緑化推進センター、インドネシア国立ランブン・マンクラット大学、ブリヂストンのグループ会社ブリヂストン・カリマンタン・プランテーション(BSKP)などが連携し、2012年から5年間にわたり実施してきた。
インドネシア国内で、同プロジェクトは「社会林業プログラム」の大きな成功事例として、インドネシア環境林業省にも認知されており、昨年9月にはシティ・ヌルバヤ環境林業大臣が現地を訪問した。
ジョコ大統領は同プロジェクトをインドネシア政府が推進している「社会林業プログラム」の先進事例として高く評価し、プロジェクト開始時から活動に参加している住民グループの代表者へ、国有林の正式な土地使用許可書を手渡した。
また、今後「社会林業プログラム」の参加住民グループへのインドネシア銀行からの融資支援も検討されているなど、全国への普及・拡大が期待されている。