豊田合成は5月22日、インドでの自動車生産の拡大と、安全規制強化により見込まれるエアバッグなどの需要拡大に対応するため、新工場を設立すると発表した。
新工場は生産子会社「豊田合成ミンダ・インディア(TGMIN)」の分工場として、インド西部のグジャラート州に設立し、エアバッグやウェザストリップなどの自動車部品を、来年度後半から「スズキ・モーター・グジャラート(SMG)」に提供する。新工場の設立に伴う投資額は7億3200万ルピー(約12億円)。
同社はインドを重点市場と位置づけ、新工場の設立など生産能力を増強しており、今回の工場設立により5拠点体制となる。インド全体での売上高は、昨年度は約140億円で、2021年度には1・4倍となる約200億円に拡大することを目指している。