朝日ラバーは5月24日、都内で2017年3月期決算説明会を開催し、渡邉陽一郎社長が決算内容と次期の見通しなど説明した。
2017年3月期は、売上高は65億1100万円で前年同期比8・9%増。利益面では、販売の増加、原価低減活動の継続実施等により営業利益は4億7500万円で同100・0%増、経常利益は4億9000万円で同108・1%増、当期純利益は3億4100万円で同159・3%増となり、売上や利益とも過去最高を達成した。
なお、設備投資は12億8700万円で、そのうち建設した新工場の白川第2工場が8億3000万円、自動車分野が2億3700万円などが主な投資だった。
売上実績を中期事業分野ごとに見ると、自動車分野は同5・5%増の39億5600万円、医療分野は同7・0%増の11億7200万円、ライフサイエンス分野は同3・5%減の3億8100万円、その他分野は同36・3%増の10億円となった。減収となったライフサイエンス分野はマイクロ流体デバイスの受注が計画より遅れるためだという。
自動車分野の主要製品「ASACOLOR LED」は、新規受注が拡大し、主に北米や中国向けの海外市場の受注が増加したことから、売上高は同7・3%増の24億7000万円となった。
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