関西ゴム技術研修所 第55回卒業式を開催

2017年06月02日

ゴムタイムス社

  関西ゴム技術研修所(山口幸一所長)は6月1日、大阪科学技術センターで第55回卒業式を開催した。
 卒業式前に、記念特別講演としてヤマウチ㈱の出野照氏が「ヤマウチのTPM活動の紹介」、田原章年氏が「弾性を中心としたゴムのおはなし」をテーマに、それぞれ講演を行った。

 出野氏はヤマウチの企業概要の紹介をはじめ、ヤマウチのTPM活動を紹介した。田原氏はゴム材料化学の歴史、ゴム弾性、相反特性の両立などについて解説した。
 講演終了後に開催された卒業式で、山口所長は「今年は、今だかつてないぐらい、試験の成績が抜群によかった。それに加え、46名中43名が皆勤賞、精勤賞を受賞するなど、非常に熱心に学ばれたと感じた」と卒業生を称え、「ゴムの技術は非常に奥が深い。これから、益々努力して、知識を身につけて、活躍して頂きたい」とエールを送り、研修生に卒業証書が厳かに授与された。

 来賓として、近畿経済産業局産業部の大西宏志次長をはじめ、大阪府商工労働部技術の稲村邦男ものづくり支援課課長、大阪ゴム工業会の新田長彦相談役、日本ゴム協会の駒水謙二らが出席し、祝辞を述べた。
 新田相談役は「ここの学校で一番学んだことは、技術だけでなく、皆様方が一緒になって勉強したこと。仲間としてやってきたことが非常に大事だと思う」と祝辞を述べた。

 最後に、卒業生代表謝辞が行われ、閉会となった。

 今回の卒業生は前年より6名多い46人。研修内容は昨年同様のカリキュラムおよび見学先で行われたが、特別科目が1科目変更となった。研修は合計80日間、205時間に渡り実施された。

 この期間中、研修生の成績と受講状況により、成績優秀賞31人が選出された。その中で、特に優秀な3名に近畿経済産業局長賞、同じく3名に大阪府知事賞が授与された。
さらに成績優秀だった2名と海外か

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