弘進ゴムは5月26日、ネーミングライツ契約を締結した仙台市の「仙台市陸上競技場」において、看板設置セレモニーを開催した。
仙台市陸上競技場の新名称は、弘進ゴムアスリートパーク仙台(略称・弘進パーク仙台)で、既に4月1日から新名称が使用されている。
看板は、陸上競技場の外壁に2枚、競技場内に2枚設置された。
弘進パーク仙台で開催されたセレモニーには、弘進ゴム・西井弘会長をはじめ、西井英正社長、管野禎二常務取締役、齋藤忠裕取締役管理本部長らが出席。来賓として、稲葉信義仙台市副市長、木村勝好市議会議員らが参加した。
セレモニー冒頭、西井社長は「仙台市より陸上競技場の命名権募集があり、仙台市本社を構える企業として、地元への貢献と会社の認知度向上のため応募した。地元仙台の皆様が、健康で豊かな暮らしを過ごせるように、このような形でお手伝いができることをとてもうれしく感じている」などとあいさつした。
続いて、来賓の稲葉信義仙台市副市長は、「弘進ゴムは仙台において極めて貴重な物作りの会社として、仙台市の経済界をご牽引しているだけでなく、仙台市政に関わる様々な分野で長く貢献をして頂いている。弘進ゴム様にネーミングライツを取得して頂いて、大変うれしく思う」などと祝辞を述べた。
その後、西井弘会長、西井英正社長、稲葉信義仙台市副市長ら7名がくす玉を割り、「祝 ネーミングライツ 弘進ゴムアスリートパーク仙台」という垂れ幕と共に命名権取得を祝った。
西井社長は、陸上競技場のネーミングライツを取得した理由について「陸上競技場の隣に、年間300万人の利用者がある楽天の本拠地koboパークがあるため、多くの人の目に留まる場所であること。仙台国際ハーフマラソン、全国大学女子駅伝、ベガルタ仙台レディースの本拠地ということで、全国へ発信するイベントが多数あること」を挙げた。
また、就職活動をしている大学生に、弘進ゴムをどこで知ったのかを聞いた所、就職活動中に初めて知ったという人が多かったという。「弊社は地元採用も多い。陸上大会の開催などを通じて、中高生、大学生など若年層の認知度が少しでも上がればいいと思う」と期待を寄せた。
西井弘会長は「弘進ゴムの工場は、かつては東北本線の近くにあり、市内でよく知られていたが、その後、区画整理などにより工場が移転したため、一般の人の目に触れる機会が少なくなってしまった。今回、陸上競技場という自然に目につく場所に、弘進ゴムの名前が出されることになり、昔の感覚が再び蘇ってきた。そういうことを思い出した」と感想を話し、「弘進ゴムが