ゴム用機械特集 コクブンリミテッド 輸入販売のブレーダーが好調 国内は高性能な機械に期待

2017年07月03日

ゴムタイムス社

コクブンリミテッド 輸入販売のブレーダーが好調 国内は高性能な機械に期待

 今年で創業95年を迎えたコクブンリミテッド(國分成哲社長)は1922年の創業以来、編組機専門メーカーとして、世界80数ヵ国の有力メーカーに納入実績を持ち、欧米メーカーと連携して最新技術の取り込みに力を入れている。

 同社によると、17年5月期は国内、海外とも需要が堅調に推移した結果、増収増益となった。輸入販売しているブレーダーの需要が伸びたほか、自社製品も好調だった。特に、タイやマレーシアでは、自動車ブレーキホース用が自動車生産台数の伸びと比例して需要も伸長した。そのほか、国内の設備投資意欲も高まってきたことにより、電線関係、繊維関係なども昨年よりも動いたという。

 最近の販売構成は、自動車用ブレーキホース向けを中心に、電線や繊維、医療などを展開している。

 前期の動向については、「国内は高付加価値な製品を求められており、それに伴った高性能な機械の需要も今期に入っても続いている。海外は韓国の動きは鈍いものの東南アジアはよかった。」(同社)としている。

 直近の動向では、企業のみならず、研究開発で大学などの新規案件も増加している。そこでは、ユーザーの要望に合わせた炭素繊維や異材を組み合わせた複合繊維専用の先端ブレーディングマシンの開発にも注力し、今後さらに開発強化を進めていく方針だ。

 ブレードマシンでは高い国内シェアを誇る同社では、「今まで止めていた機械を急きょ動かすお客様が増えてきた」(同社)ことで、部品受注の需要は増えてきたという。

 同社の特長は、ユーザーのニーズの応えた製品のラインナップが

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