自動車部品工業会の志藤昭彦会長(ヨロズ会長)は、2016年度の自動車部品工業の経営動向に関する記者会見の席上、記者の質問を受けて今年のグローバルでの自動車需要についての見通しを示した。
北米での販売は15年がピークで、16年以降は市場縮小が続く見込み。ブラジルは低調のまま、ほぼ横ばい。
欧州では英国のEU離脱に伴う先行き不透明感から、英国を中心に軒並み消費が鈍化するため、全体では前年割れが続くと予想される。ロシアについてはようやく底を打ち、今年から回復に向かうと考えられる。
アジアでは、タイ国王死去に伴う消費鈍化が昨年はあったものの、影響は軽微に留まり、今年以降は販売が回復するものと思われる。
特に、インドとインドネシアが