ブリヂストン コンベヤ・免震ゴム値上げ 7月1日から平均10%

2017年06月15日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは6月12日、コンベヤベルト・ラバースクリーンと免震ゴムの国内向けメーカー出荷価格を、7月1日から平均10%値上げすると発表した。

 コンベヤベルトについては、昨年来、主要原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムなど石油化学系原材料の価格が高騰している。

 免震ゴムについても、主要原材料である天然ゴムをはじめ、合成ゴムなど石油化学系原材料や、鋼板の原材料となる鉄鉱石の価格が高騰している。

 これら原材料価格の高騰に対し、同社は生産性の向上やコスト削減などの企業努力を行ってきたが、企業努力だけではこれを吸収することが困難な状況であると判断し、国内向けのコンベヤベルト・ラバースクリーンと免震ゴムのメーカー出荷価格を値上げすることを決定した。

 天然ゴムをはじめとする原材料価格の高騰により、ゴム関連製品の値上げが続いている。ブリヂストンはタイヤについても3月に、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の値上げを発表。夏タイヤ・チューブ・フラップは今月1日に実施、冬タイヤは9月1日に行う。

 値上げ率は乗用車・バン用タイヤ(夏)・小型トラック・バス用タイヤ(夏/冬)・二輪自動車用タイヤが6%、トラック・バス用タイヤ(夏/冬)・産業車両用タイヤ(夏/冬)・その他タイヤが8%、建設・鉱山車両用タイヤ(夏/冬)が10%。

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